知らない間に死んでいた自尊心

自尊心①閉じこもる男性
目次

理由がはっきりとしない批判

今少し演技を習っているのですが、その習う場所を変えまして、環境ががらりと変わりました。

前の所では演技をするたびに、「いやそこは違うなぁ。きれいすぎる」「なんでできないんだ?」と毎回言われていました。
一回の授業で何度も何度も言われました。

でも自分の中で「きれい」という言葉を今までプラスの意味でしか使ったことないため、頭の中でずっと混乱していました。

自分でどうしたらいいかわからず、またきれいという評価の意味がわかる日も来ず、
「すみません。きれいという表現がわからないのですが、どこがどうなんでしょうか?」と聞きました。
すると返ってきたのは

「んー…なんかきれいなんだよね」

え…わからん…

周りの生徒の方にも、「もちもふたの演技ってきれいだよねー。もっと外の世界を見た方が良いよ!」と言われていました。
「ごめんね…きれいってどういうことなのかな…?わからないんだよね」と、生徒の方にも聞いてみました。
すると返ってきたのは

「え…あーうーん。なんかきれいなんだよ」

え…わからん…

他にも演技だけじゃなく、「その洋服…うーん」「頭あんまり…だよね」とか言われるようになりました。

自尊心②悪口を言われている

そんな常に否定され、理由もよくわからなかった日々が環境と共に変わり…

今はとても褒めてくれる!

自尊心③集合

周りの人もさっきのところ良かったよ!とか好きだったよ!って言ってくれるんです。
講師の方も生徒の方も。
そして直した方が良いところは、ここをもっとこうしたらいいと思うよ!という形で言ってくれます。

ありがたい…

褒めてくれる…でも素直に喜べない

ありがたい…のに私はその現象に戸惑いました。

どうして褒められているんだろう?
わたしの演技はきれいで上手じゃないはずなのに…
みんなはどういう思いで褒めてくれているんだろう。

と、兄にこぼすようになりました。

すると兄が言ってくれました。
「毒されているよ」

その言葉を聞いて「ああそうだな」と思いました。

褒めてくる人は何か別の想いがあって褒めているに違いない。
だって自分は褒められるはずがないのだから。うまくないはずなのだから。

褒められるとそう思ってしまう体になっていました。
いつのまにか環境に自尊心が殺され、誉め言葉ではなく、否定的な言葉を求め始めていたんです…

昔はそんな子ではなかったのに…
理由もなく褒めて欲しい子だったのに…
気付かない間に蝕まれていくものなんですね…

自尊心④落ち込む


兄に言われてから、今は褒められたら素直に喜ぶようにしています。

たまに「本当に思っているかな…?」と後遺症が出てしまったりもしますが、「いやいや!思っているさ!」と。

というか最近は思っているかを気にしないようにしはじめました。
そこを考えてもしょうがないなって。

褒める言葉を言ってくれたんだから、そのことに喜ぼう!と思うようにしています。

批判はすべて聞き入れるのではなく、その言葉が本当に必要なものかどうか判断しないといけないですね。

相手を想っていってくれる人ももちろんいますが、気持ちよくなるために言う人もいますもんね!
(実際、批判していると脳内に快楽物質がでるらしく、ハマると批判が趣味になったりするらしいです。)

そして直すべきところは素直に直し、過剰な攻撃は受け付けない!
褒められたら全力で心から喜ぶ!

とても可愛いお友達

そういえば、私、昔とっても可愛いお友達がいたんです。
もう女優さん並に可愛い。お友達目線を抜かしても可愛い。
広瀬すずさんに似ていて、一時期妹さんいたっけ?と本気で思ったほどです。

それぐらい可愛いのに、
その子は、自分のこと全然可愛いと思ってなかったんです。謙遜とかじゃなくて本当に。
私が可愛いって言うと、本当に嫌そうな顔をするんです。

理由は家族でした。

彼女は家族から「お前は可愛くない」と言われていたんです。

言われているところを見たことがあるわけではないから、もしかしたら冗談っぽく言われていたのかもしれません。

でも小さいころから言われていたその言葉は、確実に彼女の自尊心をぎったぎったにしていました。

そんなに可愛くても無理なんです。
鏡を見たら自分が可愛い事なんて明白なのに、可愛いと思えないんです。
言葉の力ってすごい…

今彼女に会えていないので、どうなっているかはわかりません。
その呪縛から解き放たれて、自分は可愛いって思えていたらいいなぁ。

まとめ

自分の心を守るために、一番大事なのは「判断」だと思いました。
この言葉は私にとって必要な言葉か、必要じゃない言葉か。

私は今まで誉め言葉も、批判的な言葉もダイレクトに心に届けていました。
すると批判的な言葉は攻撃力が高いので、自尊心がどんどん壊されていきます。

そしてそのまま批判的な言葉をかけられると、脳がバグるんでしょうかね?
慣れて当たり前にすることで、自分を守ろうとするんでしょうか。
でも心は別に仕様が変わってないから、そのままどんどん自尊心が死んでいく。

こわいなぁ…



また人と話すときも判断が大事ですよね。

上記の人たちも、私がこんなに傷ついていたことに気づいていなかったと思うんです。
何気なく言った言葉で、知らない間に私が傷ついていた。
伝えたいことが同じでも、言い方が変わると受ける印象も全然違いますしね。

人と話すときは、この言葉は相手にどう届くのか、どんな影響を与えるのか、しっかりと判断しないとですね!

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この記事を書いた人

初めまして。
もちもふたと申します!
九州から上京して5年…たくさんの美味しいものに出会い、たくさん楽しいことを知りました…
でも記憶力ないからすぐ忘れてしまう。
忘れたくないなぁ。
日記を書いてみよう。
せっかくだからずっと憧れだったブログ書いてみたい!
と思い、作成しました!

美味しいお店や、コスメ、映画や物語の感想などなど、書きたいときに書きたいことをちょこちょこと書いていきたいと思います。

読んでいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

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